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2018年1月12日
2017年の動き<野菜編>

 


東京都中央卸売市場2017年野菜取扱実績(速報値)は、数量1,548,687t(前年比102%)、金額388,847百万円(95%)、価格251円(94%)。2017年1月上旬まで穏やかな天候が続き、1月の野菜総入荷量は前年、平年より若干増。しかしながら、年内からの基調高の流れは変わらず、1月価格は250円台を上回り、2017年は堅調価格でスタートした。1月中旬の大雪、6月の低温干ばつ、7月の高温干ばつ、8月の低温曇雨天、10月は長期に渡る天候不順と複数の台風等々、本年も天候変動は激しかった。それでも2017年に比較し、生育環境は良好となり、入荷量が前年を下回ったのは、2月、4月、8月12月の4ヶ月のみ。年末の高値の余韻を残した1月、果菜類が不足した8月については、月計価格は前年比高となったが、年明けから秋冬作が出荷本格化するまでの期間は、前年ほどの引合いの強さは感じられなかった。前年は、秋口の天候不順等で秋冬作が出遅れ、作型移行期の品薄感の高まりから、前年10月は価格300円台と高騰した。本年は真逆に10月前半は潤沢入荷し、価格201円(本年最安値)と価格差顕著であった。11月以降、台風21号、22号を含め10月天候不順のダメージが顕在化し、12月に入ってからはクリスマス、年末需要期に向かって多くの品目で品薄傾向は強まり、特に葉物野菜、レタス、葉物野菜は絶対量不足し高騰。低温干ばつで入荷停滞し、旬を追うごとに相場は上昇し、12月価格314円(同128%)と近年にない高単価で2017年を締めくくった。

 

月ごとの概況

各月のまとめを掲載しています。

品目別の詳細な状況はPDFファイルをご覧ください。また、参考資料として主要品目の月別実績(入荷数量・価格)表もございます。

■ 品目別販売状況(月別)一覧へ
■ 主要品目 月別実績へ

 

1月 東・西日本で月平均気温高、西日本で多照。中旬以降に日本海側中心で大雪。

 

 2016年12月後半から 2017年1月中盤まで穏やかな天候が続いたため、葉物野菜中心に定植の遅れた品目も平年並みの生育に追いつき、西南暖地産のレタス類、果菜類は平年以上に生育進んだ。中旬以降は全国的に冷え込み厳しく、九州地方でも降雪に見舞われる場面もあったが、出荷への影響は小さく大型野菜、果菜類中心に順調入荷した。
 1月の野菜総入荷量は123,907t(前年比103%)と微増も年内からの基調高の流れは変わらず、価格252円(106%)は平年レベルよりもやや高く、金額31,267百万円(106%)と入荷増単価高の動きとなった。

1月品目別概況(PDFファイル:167KB)

 

2月 北・東日本月平均気温高、上旬後半〜中旬前半西日本海側は大雪。西日本太平洋側多照。

 2月中旬に鳥取県に大雪が降り、各地でも一時的な冷え込みはあったものの、月通じて全国的に気温は平年よりも高く、日照時間も北海道・東北・九州の一部を除いては平年よりも多かった。主要品目のうち、前年潤沢入荷した果菜類はなす類を除いては前年並み〜やや増であったが、だいこん、はくさい、キャベツ、ねぎ等は前倒し出荷と乾燥により玉伸び、肥大は鈍く、前年を下回った。
 2月の野菜総入荷量は117,268t(前年比97%)と微減、価格256円(99%)は前年と横ばい、金額30,039百万円(96%)は基調高の前年をやや下回るも平年比ではやや高。

2月品目別概況(PDFファイル:167KB)

 

3月 西日本は低温、北日本は高温。北日本から西日本にかけて少雨、多照。


 本年3月は総じて低温干ばつながらも晴天の日も多く、前年同時期の天候より安定していた。作型の移行期にあたるだいこん、キャベツ、はくさい、レタス等は端境と乾燥のため小玉傾向となり中旬に入荷停滞したが、下旬には適度な降雨もあり大型野菜は肥大回復し、また、春作も徐々に増量に向かった。低温推移の中、果菜類も不足なく順調入荷した。
 3月の野菜総入荷量は127,734t(前年比104%)と微増。価格261円(94%)、金額33,324百万円(98%)と基調高の前年を下回ったが平年よりやや高の水準となった。


3月品目別概況(PDFファイル:170KB)

 

4月 全国的に気温変動が大きかった。北・西日本は高温多照。西日本は多雨。

 

 3月下旬から4月当初にかけて全国的に気温は低く、曇りがちながら雨は少なく、中旬以降は気温上昇するも曇雨天が続くなど天候は著しく変化した。天候の影響を受けやすい葉物野菜、果菜類は作が乱れたが、だいこん、はくさい、キャベツ等の大型野菜は前年を上回った。野菜総体では量的に不足はないが、入荷状況は不安定であった。 例年であれば5月連休前は量販店の特売需要や業務需要が活発化するが、本年は2月〜4月中旬まで価格250円台以上の基調高の流れが続いたため、主要品目、季節商材とも積極的な売込みができず、5月連休前を前に4月下旬の荷動きは静かであった。
 4月の野菜総入荷量は129,544t(前年比99%)、価格260円(97%)、金額33,698百万円(96%)と入荷量に対して販売は振るわなかった。


4月品目別概況(PDFファイル:177KB)

 

5月 北・東・西日本で気温高。東・西日本海側で少雨。東日本日本海側・西日本多照。

  5月の天候は総じて気温は高く、多くの品目は作柄良く、播種・定植作業も順調に推移した。4月下旬の降雨で掘り取りが遅れていた九州産ばれいしょ類、たまねぎも5月に入ってからは雨も少なく、収穫作業は順調に進み、5月当初から野菜総体でも潤沢な出回り状況となった。中旬以降は連休後の消費不振と特別なイベントもなく、これまで入荷量に対し高値を維持していた大型野菜、レタス等は下げ足が早まった。
 5月の野菜総入荷量は144,436t(前年比107%)、価格238円(92%)、金額34,350百万円(98%)と入荷増単価安の動きとなった。価格は基調高の前年を下回るも平年並みに落ち着いた。

5月品目別概況(PDFファイル:175KB)

 

6月 東日本多照、東日本太平洋側少雨。北日本多雨。西日本低温。

 5月は順調に進んでいた生育ペースも、6月に入ってからは朝晩の低温、空梅雨のため、生育ペースは落ち着いてきた。前年不作だった九州産のばれいしょ類、たまねぎが入荷回復したこともあり、野菜総入荷量は前年を若干だが上回った。当初予想よりも量的に少なく、一時的に相場急伸の場面も見られた。
 6月の野菜総入荷量は130,803t(前年比104%)と微増、価格258円(同96%)、金額33,706百万円(同99%)と入荷増単価安の動きであったが、入荷平年並みにあり価格は平年比高と順調。

6月品目別概況(PDFファイル:162KB)

 

7月 北日本太平洋側寡照。九州北部豪雨ほか、北・東・西日本海側で局地的大雨に見舞われた。

 九州北部をはじめ、各地で局地的な大雨はあったものの、主要品目の主力産地は特筆すべき被害は見られなかった。7月は空梅雨気味で気温高の日が続いたが、6月の低温少雨で生育遅れた生じた品目もあるが、病害発生は少ないなどプラス面もあった。月通じては大型野菜、レタス、果菜類中心に潤沢な出回りとなった。野菜総体に飽和感は強く、販売環境は厳しかった。
 7月の野菜総入荷量は125,225t(前年比105%)と微増も、価格226円(85%)、金額28,254百万円(89%)ともに平年比でも安かった。

7月品目別概況(PDFファイル:166KB)

 

8月 北・東日本太平洋側は寡照。東日本日本海側では台風5号の影響で多雨だった。

 上旬には台風5号の上陸があり、北海道産の品目で輸送の乱れや収穫作業の停滞に見舞われたほか、全国的に低温と日照不足が続く月となった。この天候不順による入荷量の減少と旧盆との絡みで、中旬にはねぎ・きゅうりで相場が高騰した。
 8月の野菜総入荷量は125,300t(前年比98%)平年並み、価格248円(106%)平年の若干高、金額31,067百万円(103%)となった。


8月品目別概況(PDFファイル:160KB)

 

9月 北日本・東日本海側多照。西日本は寡照。中旬は台風18号の影響で北・西日本は大雨。

 

 上旬には台風15号が、中旬には台風18号が襲来したものの、大きな被害は出なかった。上旬にはぐずつき気味だった天候も中旬以降は好転し、生育の遅れていた果菜類を中心に増量へと向かった。8月には少なめだった葉茎菜類もレタス以外は順調な出回りとなった。
 9月の野菜総入荷量は137,023t(104%)平年より若干増、価格240円(89%)平年の若干安、金額32,833百万円(92%)となった。


9月品目別概況(PDFファイル:152KB)

 

10月 台風21、22号や秋雨前線、低気圧で北日本太平洋側と東・日本は月を通して多雨寡照。

 上旬から曇りがちな日が多く、中旬からは雨天続きとなる中で超大型の台風21号が襲来。西日本〜東日本を中心に広範囲で大雨や暴風となり、各地の圃場に冠水や塩害、作物の倒伏等の被害をもたらした。その後、続けざまに台風22号が接近し、各地の被害に追い討ちをかけるかたちになった。10月の総入荷量は中旬までの順調入荷もあって前年以上だが、価格の面では不作だった前年の6割程度となった。
 10月の野菜総入荷量は139,763t(108%)平年並み、価格201円(64%)平年比1割安、28,057百万円(68%)となった。


10月品目別概況(PDFファイル:163KB)

 

11月 北日本日本海側では寡照多雨。東・西日本では低温、東日本と西日本海側は多照。

 10月末から11月上旬は晴れた日が多かったが、中旬以降は気温低下と曇天が続いて野菜全般に生育遅れをもたらした。10月の台風被害が大きな爪跡として残り、レタスやなすが高騰するなど幾つかの品目で不足感が高まり始める月となった。
 11月の野菜総入荷量は122,707t(102%)平年並み、価格269円(93%)平年比2割高、金額33,056百万円(94%)となった。

 

11月品目別概況(PDFファイル:157KB)

 

12月 全国的に低温、特に西日本が低かった。北・東日本日本海側は降水量多く大雪。

 上旬には強い寒気が流れ込み、全国的に気温が低かった。中旬以降は北日本や東・西日本の日本海側で大雪となる時期もあったが、東北から近畿地方の太平洋側では晴れる所が多かった。10月の曇雨天と台風被害の影響がまだ残り、クリスマス・年末需要の高まる中でレタスやきぬさやが高騰したほか、品薄高となる品目が多かった。
 12月の野菜総入荷量は124,957t(前年比94%)、価格314円(116%)、金額39,213百万円(109%)となった。

 

12月品目別概況(PDFファイル:165KB)

 

■ 品目別販売状況(月別)一覧

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。

 

■ 主要品目 月別実績


主要品目の月別実績(入荷数量・価格)および前年対比・平年対比一覧です。画像をクリックするとpdfファイル(190kb)が開きます。

 

特徴的だった品目

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。

 

 

 


東京都中央卸売市場2017年にんじん取扱実績(速報値)数量92,521t(前年比105%)、金額11,935百万円(84%)、価格129円(80%)。前年の台風の影響を受けて、秋冬主力千葉産をはじめ関東産地は作柄悪く、数量は前年の1割減、1月の価格は155円(196%)と前年を大幅に上回った。徳島産が始まっても関東産地の残量少なく、千葉産の切り上がりが予想以上に早かったことから、3月の価格は179円(154%)と年間最高値となったが、4月に入ると徳島産が潤沢に入荷して価格は落ち着きを見せた。8月は前年長期間の雨で不作だった青森・北海道が豊作基調で価格は71円(49%)と年間最安値、10月以降は台風21号と長期間の曇雨天の影響で肥大不足など作柄に不安材料はあったものの、台風の影響を受けた前年、過去5ヵ年平均で比べても後半期は入荷量増、価格安で推移した。

 


東京都中央卸売市場2017年はくさい取扱実績(速報値)数量125,835t(前年比110%)、金額11,199百万円(112%)、価格89円(101%)。秋冬はくさい主力茨城産は定植期の長雨で作柄が芳しくなく、数量伸びても小玉比率が高く、大玉の引合いが強まり1月の単価は93円(202%)、2月に入っても状況は変わらなかった。3月には茨城産が秋冬作から春作へ切り替わりが低温干ばつにより遅れて端境となり、4月は春作の緩やかな増量だったことから価格は落ち着くことなく141円(144%)と年間、過去5ヵ年平均同月で最高値となった。5月からの長野産スタートは干ばつで生育停滞による小玉傾向のため増量ペースも緩慢だったが、7月に入ると降雨で干ばつは解消され玉の肥大が進んだ。8月は長雨で収穫作業が遅れ入荷不安定だったが9月に入ると数量は安定し、10月は入荷量2割増で価格は55円(38%)と年間最安値となった。11月まで長野は継続的な入荷が続いたが、小玉傾向は変わらなかった。秋冬作茨城産は10月の曇雨天と台風21号の影響を受けて作柄は悪く小玉比率が高かったものの、12月の数量は前年比1割増、厳冬による鍋需要で引き合いは強まり価格は105円(127%)と平年の2倍近い価格となった。

 


東京都中央卸売市場2017年ほうれんそう取扱実績(速報値)数量14,718t(前年比102%)、金額8,095百万円(97%)、価格550円(95%)。年明けからの気温高で生育は進み、潤沢な入荷で1年のスタートを切った。入荷量前年比2割前後増で3月まで推移し、3月の価格は399円(72%)と年間最安値となった。途中4月には夏産地のスタートの出遅れ、8月には播種期の高温と曇雨天の影響で数量伸び悩むこともあったが、その他の月は概ね潤沢に出回り、基調安が続く。しかし、10月に入ると長期間の曇雨天と台風21号の影響で生育は伸び悩み始め、11月には数量は798t(62%)、平年の5割程度の入荷量、価格は927円(151%)と平年の2倍近く価格は上昇した。12月に入っても露地作の作柄に大きな回復はなく、数量は991t(58%)の大幅減、価格913円(193%)と年間及び過去5ヵ年平均同月で最高値となり、ほうれんそう年間最需要期の販売に大きく影響した。

 


東京都中央卸売市場2017年レタス(玉)取扱実績(速報値)数量76,295t(前年比97%)、金額12,665百万円(84%)、価格166円(86%)。1月は低温で静岡産は数量減だったものの香川産は潤沢で前年の2倍近く増量した。各地冬から夏まで干ばつが続いたため小玉比率が高かったが、各地不足感なく、7月の価格は90円(84%)と年間、過去5ヵ年平均同月最安値となった。8月に入ると曇雨天の影響で作柄は不安定な状況が続いたが、徐々に天候が回復して生育は順調に進み、10月になると数量は7,135t(146%)と大幅増、価格は99円(27%)となった。しかし状況は台風21号と長期間の曇雨天で一転、11月には影響を受けた茨城産の不作で全体の数量は3,815t(69%)、価格は373円(153%)高値となった。12月から静岡・香川も始まったものの、台風の影響を受けて生育不良が目立ち、各産地作柄が回復することなく数量は3,863t(56%)と大幅減、価格は465円(217%)と年間及び過去5ヵ年平均同月の最高値となった。

 


東京都中央卸売市場2017年きゅうり取扱実績(速報値)数量77,174t(前年比99%)、金額23,924百万円(92%)、価格310円(93%)。関東産地の越冬作は好天で作柄は良好、入荷潤沢で1月〜3月にかけて基調安が続く。4月は関東産地天候不良を受けて下等級比率が高まり価格は279円(131%)となったが天候回復とともに5月〜6月関東産地は数量潤沢、7月には東北産地へ順調に切り替わった。8月に入ると曇天低温で主力東北産地の数量は減少し、数量7,691t(85%)、価格は306円(147%)と夏場の需要期に高値となった。11月は10月の台風21号と長期間の曇雨天、冷え込みで主力千葉産を中心に生育に大きく影響を受け、12月前半まで入荷不安定だった。年末に向けて数量は徐々に回復し、前年比微減までに留まったが、価格は523円(113%)と年間最高値となった。

 

 

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