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2019年1月12日
2018年の動き<野菜編>

 


東京都中央卸売市場2018年野菜取扱実績(速報値)は、数量1,493,619t(前年比96%)、金額388,176百万円(100%)、価格260円(113%)。
年末年始は前年の2つの台風上陸と、以降の急激な気温低下と曇雨天の影響を受けたことから重量野菜を中心に入荷は大幅減となり、1月価格321円(127%)と2018年は年間最高値からのスタートとなった。2月も厳冬は続き、3月でようやく天候が安定すると遅れていた春作は生育が一気に進むこととなった。4月〜6月は潤沢な出回りとなり、はくさい・ばれいしょ類・にんじんなどは軟調で推移。しかし6月の空梅雨、7月の西日本豪雨、各地の高温干ばつで葉物・果菜類は生育停滞、9月には北海道胆振東部地震の発生および北日本の長期曇雨天を受けてばれいしょ類・にんじんは不作となり、各品目入荷不安定を受けて7〜9月は前年・平年の価格を上回った。10月には台風24号横断により太平洋沿岸部は塩害被害があったものの、その後は温暖な日が続いたことから作柄も回復、産地移行はスムーズだった。葉物野菜中心に生育は前進して11月には飽和状態となり、価格は224円(83%)と年間最安値に。12月も気温低下は緩慢なため作柄に問題なく、北海道貯蔵ばれいしょ類・たまねぎを除くほとんどの品目については潤沢な出回りとなった。前年は11月以降の天候不順の影響で12月は近年にない高単価を呈したが、2018年12月の価格は230円(73%)と平年比ともに安値で締めくくることとなった。

 

月ごとの概況

各月のまとめを掲載しています。

品目別の詳細な状況はPDFファイルをご覧ください。また、参考資料として主要品目の月別実績(入荷数量・価格)表もございます。

■ 品目別販売状況(月別)一覧へ
■ 主要品目 月別実績へ

 

1月 東・西日本で低温、下旬に関東甲信地方や東北太平洋側で大雪となった。

 

2018年の年明けは晴天ながらも低温、干ばつで推移し、大型野菜中心に年内から続く生育遅れは解消されなかった。下旬には強い寒気が日本列島を襲い、各地に大雪をもたらせ、生育遅れの回復には大きなマイナス要因となった。特に台風被害のダメージの大きかっただいこん、キャベツ、レタス類を中心に葉物野菜なども年内より品薄感はさらに強まり、近年にない高値が出現し、野菜総体の高値相場を牽引した。
1月の野菜総入荷量は、108,242t(前年比87%)と前年比、平年比とも1割強下回った。前年11月から続く基調高の流れもあり、入荷量の減少幅に対して価格321円(128%)は前年比、平年比でも大幅高く、金額34,870百万円(111%)と2018年は“野菜高騰”でスタートした。

 

1月品目別概況(PDFファイル:152KB)

 

2月 全国的に低温、日本海側では北陸地方中心に大雪。東日本太平洋側は少雨。

1月下旬の降雪後も全国的に厳しい寒さが続いたが、2月中旬には時折り寒さも緩み、下旬後半になって北日本を除く地域の気温は急上昇し平年を上回った。月間の日照量は平年並みにあったものの、東日本以西の降水量は少なく、基本的には低温干ばつ傾向で推移した。大型野菜中心に各品目とも秋冬作が終盤に入り、後続の春作が増量してくるところだが、秋冬作は減り込み早く、春作は生育遅れにより増量ペースは鈍く、品目によっては端境傾向が強まった。
2月の野菜総入荷量は、107,526t(前年比92%)と依然として少なく、価格314円(123%)と前月に引続き300円台を上回る高水準を維持し、金額33,758百万円(112%)と入荷減価格大幅高の動きとなった。

 

2月品目別概況(PDFファイル:147KB)

 

3月 北・東・西日本は高温、多雨。全国的(特に東・西日本)は多照。


2月終わりから気温は上向き、3月1日の東京の最高気温は20℃まで急上昇した。3月の気温は全国的に月通じて平年比高で推移し、上旬にはまとまった降水量もあり、低温・乾燥で遅れていた大型野菜と葉物野菜は一気に回復が進み、また、日照量にも恵まれ果菜類の生育も順調であった。
3月の野菜総入荷量は、130,737t(前年比102%)と前年11月以来、4ヶ月振りに微増ながら前年を上回った。これまでの高値反動もあり、価格259円(99%)、金額33,797百万円(101%)は平年比高もほぼ前年並みに落ち着いた。


3月品目別概況(PDFファイル:143KB)

 

4月 東・西日本はかなりの気温高。西日本太平洋側は多照、東日本日本海側は多雨。

 

4月上旬には真夏日が出現したかと思えば、一転して平年を下回るなど気温変動は極端であったが、月通じては東・西日本を中心に気温は高く、特に中下旬にかけて全国的に気温は平年を大幅に上回った。また、降水量は北日本と西日本の一部地域を除いては乾燥気味であったが、主要品目への影響は小さく、総じて生育順調。特に果菜類は潤沢な出回りとなった。
4月の野菜総入荷量は、125,191t(前年比97%)と前年より微減も、大型野菜の販売低迷がマイナス要因となり、価格226円(87%)、金額28,312百万円(84%)は前年、平年比でも下回った。


4月品目別概況(PDFファイル:189KB)

 

5月 全国的に気温高で東日本はかなり高温。北・東・西日本は多雨。

月通じて全国的に気温高で推移した。中下旬は乾燥気味であったが、上旬の降水量は平年を大幅に上回った地域が多く、月間の降水量は平年以上。日照量は東日本・西日本の太平洋側は平年並みであったが、その他の地域では曇りがちな天候となった。4月〜5月連休まで好天に恵まれ上旬は潤沢入荷したが、連休明け直後は急激な低温と曇雨天が続き、中旬は多くの品目で入荷にブレーキがかかり減少。中旬以降は天候回復し、下旬には再度、潤沢な出回り状況となった。 
5月の野菜総入荷量は、142,138t(前年比98%)と前年より微減、前月と同じく大型野菜の販売不振で価格230円(97%)は伸びず、金額32,7532百万円(95%)と入荷減単価と低迷した。

 

5月品目別概況(PDFファイル:163KB)

 

6月 全国的に気温高。北海道は降水量がかなり多く、本州は日照時間が多かった。

全国的に平年より早めに梅雨入りした。中旬は北日本、東日本とも低温、曇雨天の日が多く、特に果菜類の生育停滞が目立った。一時的な生育遅れは生じたが、6月上旬まで好天続きのため、主要品目は関東産地中心に生育前進傾向であったこと、また、広範囲に渡り梅雨明けは平年よりもかなり早く、下旬の気温は平年以上に上昇したことから多くの品目は平年より遅れることはなく、特に6月下旬は気温上昇とともに潤沢な出回り状況となった。
6月の野菜総入荷量は、129,986t(前年比99%)は前年並みも、4月以降の基調安の流れは断ち切れず価格235円(91%)、金額30,561百万円(91%)は平年比でも下回った。

 


6月品目別概況(PDFファイル:156KB)

 

7月 北・東・西日本では高温。平成30年7月豪雨が発生、西日本に甚大な被害をもたらす。

7月頭から梅雨前線の活発化で西日本を中心に大雨となり、各地で土砂崩れ・浸水被害が多発した。淡路島のたまねぎ等では便の切断や延着が起きた。中旬からは関東を中心に高温と干ばつに見舞われ、葉物野菜で生育の阻害や品質劣化が発生して数量不足が起きた。下旬には台風12号が関東から九州にかけて進んだが大きな被害はなく、関東高冷地に雨が降ったことで干ばつの影響が解消に向かった。

7月の野菜総入荷量は117,735t(前年比94%)平年の5%減、価格269円(119%)平年の8%高、金額31,724百万円(112%)平年の2%高となった。

 

7月品目別概況(PDFファイル:184KB)

 

8月 東・西日本はかなり高温。西日本日本海側は少雨多照。北・東日本日本海側は多雨。

 

7月に続き8月も猛暑日が多く、岐阜県では最高気温41度を観測。中旬には一時的に気温下がるも下旬は再び暑さがぶり返した。7月は高温・干ばつから葉物野菜の高騰が目立ったが、7月末の降雨で干ばつの影響は解消され、レタスやキャベツ、白菜の出荷が回復へ向かった。また、台風が多発して中旬に台風13号が、下旬に台風19・20号が上陸したが、いずれも農産物への甚大な被害はなかった。北海道では中・下旬に雨が多く、ばれいしょ・たまねぎなどの収穫が滞ることもあった。
8月の野菜総入荷量は118,693t(前年比95%)で平年の6%減、価格290円(117%)は平年の17%高、金額34,437百万円(111%)は平年の11%高となった。

 

8月品目別概況(PDFファイル:183KB)

 

9月 台風21・24号により広範囲で暴風や大雨。東・西日本では寡照・多雨だった 。

 

9月は上旬から台風21号が上陸して関西地方を中心に被害をもたらした。また、台風上陸から日を置かずして北海道の胆振地方を震源とした最大震度7の大規模な地震が起きた。これにより道内全域に渡り停電となったほか、鉄道便や航空便が不通となって馬鈴薯・玉ねぎ・人参など多品目で出荷と物流が滞り、相場の上昇を招いた。翌週には物流が回復して平準化するも、北海道・東北の天候不順が影響して野菜全般に高値傾向が続いた。

9月の野菜総入荷量は121,299t(前年比89%)で平年比91%、価格282円(118%)は平年比107%、金額34,230百万円(104%)は平年比97%となった。


9月品目別概況(PDFファイル:190KB)

 

10月 北日本は気温がかなり高く、東・西日本太平洋側では少雨、北海道地方は多雨。

 9月末から10月を跨るかたちで台風24号が上陸し、沖縄から東北にかけて被害をもたらした。風害により作物の倒伏が起きたほか、千葉・神奈川の沿岸部では圃場に海水が吹き込んで作物の葉枯れや黒ずみを引き起こした。また、静岡や愛知では停電のため選果作業が滞ったり圃場の灌水装置が止まるなどした。10月の野菜総入荷量は134,292t(前年比96%)で平年比96%、価格264円(131%)は平年比114%、金額35,405百万円(126%)は平年比109%。


10月品目別概況(PDFファイル:204KB)

 

11月 東・北日本は気温高、北・東・西日本は少雨で東日本太平洋側を除き多照。

10月の台風24号による風と塩害で太平洋側の産地では葉枯れや生育停滞などの影響を受けたが、11月に入ると全国的に温暖で適度な雨に恵まれ、気温低下が緩やかだったことから作柄は回復、野菜全般に生育は前進となった。夏秋産地も天候不良からの回復で切り上がりが延びたこともあり市場入荷量はだぶつき、10月までの高値から価格は軟調へ転じた。
そのため11月の野菜総入荷量は126,889t(103%)平年並み、価格224円(83%)年間最安値、金額28,369百万円(86%)となった。

 

11月品目別概況(PDFファイル:156KB)

 

12月 北日本日本海側と東日本太平洋側および西日本は寡照。

12月に入っても温暖な気候は続き、上旬に西日本では25度以上の夏日ほか全国350以上の地点で12月最高気温を更新した。数日の周期で天気が変化しながら気温は徐々に低下し、前進気味だった野菜の生育も落ち着く。西日本は曇天が続き、果菜類に多少生育停滞が見られるも、全体的に前年の厳冬に比べて気温は高く暖冬なため、ばれいしょ・たまねぎを除いてほとんどの野菜は前年・平年を上回る入荷となり、11月に引続き安値が続いた。
12月の野菜総入荷量は130,891t(前年比105%)、価格230円(73%)は平年でも安く、金額30,050百万円(77%)となった。

 

12月品目別概況(PDFファイル:148KB)

 

■ 品目別販売状況(月別)一覧

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。

 

■ 主要品目 月別実績

主要品目の月別実績(入荷数量・価格)および前年対比・平年対比一覧です。画像をクリックするとPDFファイル(203KB)が開きます。

 

特徴的だった品目

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。

 

 

 


東京都中央卸売市場2018年だいこん取扱実績(速報値)数量119,461t(前年比91%)、金額12,654百万円(101%)、価格106円(111%)。2017年秋の天候不順、台風の影響を受けて、秋冬作は関東産中心に播種作業の遅れ、初期生育の不良、年末からの厳しい寒さで1〜2月の入荷量は大幅減となった。秋冬作はシーズン当初から高値で推移していたが、年明けてさらに品薄感強まり、1月価格193円(238%)と驚異的な価格が出現した。3月以降は気温高で推移し、春作は生育順調。主力関東産は台風後の撒き直し分もあり、3月入荷量は前年並みに追いつき、価格は前年比高も落ち着きを見せた。4月〜5月は生育順調ながら、入荷量は潤沢だった前年を下回ったが気温高で消費鈍く、価格は前年比安と低迷。6月〜9月は主力の東北・北海道産は曇雨天の影響で入荷停滞し、夏秋期は入荷減単価高で推移した。9月から10月当初は台風が相次ぎ、太平洋沿岸の産地は塩害による入荷減が懸念されるも、10月以降好天が続き各産地とも入荷潤沢。11月価格59円(56%)は基調高の前年より大幅安く、12月の最需要期に出荷調整を行った産地もあったが12月価格49円(32%)と下落し、年末に高騰した前年とは正反対の動きとなった。

 


東京都中央卸売市場2018年はくさい取扱実績(速報値)数量126,643t(前年比101%)、金額11,989百万円(108%)、価格95円(107%)。年内は主力茨城産が天候不良により少なく高値基調だったが、年明けは兵庫産が増量して価格は下落。1月の価格は149円(160%)。2月は低温を受けて茨城産の品質が低下し、顧客は兵庫産へと移行。引合い強く高値にて推移した。3月は茨城産が冬作から春作に移行するも、量販店需要が低下して価格は軟調に。4月は茨城産が前年・平年を上回る豊作となり相場は低迷。価格46円(33%)は過去5ヵ年同期で最安値となった。6月は茨城産が終盤となり長野産がスタート。7月は主力長野産が高温・干ばつにより減少して相場上昇が続いき、価格は75円(136%)と平年比1割高。8月は後半から降雨により数量回復、北海道産のスタートもあって相場は軟調に転じた。9月は気温低下で需要が出始めたものの、その後は暖冬傾向で鍋需要が低く、12月の価格は38円(36%)と平年比でもかなり低い水準となった。

 


東京都中央卸売市場2018年トマト取扱実績(速報値)数量82,633t(前年比97%)、金額30,681百万円(100%)、価格371円(103%)。年内まで少なかった熊本産が1月に増量、それまでの高値から下げに転じた。1月の価格は397円(94%)。2月から5月は熊本・栃木産中心に増量が続くも小玉の余剰が目立ち、この期間の価格はいずれも前年・平年を下回った。6月は産地の切り替えで東北・北海道産へ移行する時期だが、曇天の影響で着色が進まず出回りに不足感が出始めた。7月になっても増え切らずに不足感高まり、価格は333円(122%)と前年・平年を上回る結果に。この傾向は8月も続き、価格は440円(133%)と平年比5割高にまで達した。9月も出回りは落ち着いていたが、量販店需要が縮小に向かい引合いは弱まった。10月は北海道産が終盤となるが後続の熊本産が増え切らずに再び引合いが強まった。11月になると熊本産も増え始め、12月は前年・平年以上の入荷に。価格は前年・平年を下回る377円(70%)となった。

 


東京都中央卸売市場2018年ピーマン取扱実績(速報値)数量23,619t(前年比98%)、金額11,130百万円(108%)、価格471円(110%)。西南暖地産主力の冬春ピーマンは年内の成り疲れと厳しい寒さで肥大停滞。野菜全般の高値もあり、1〜2月の価格は700円台と高騰。3月は主力宮崎産が前年以上に入荷し、総体の入荷量は前年比割れも品薄感弱まり、価格は平年並みに落ち着く。4月〜5月の中心となる茨城産は長引く低温の影響を受け前年比減も、終盤の宮崎産が潤沢入荷したため不足感はなく、価格は基調安での推移。6月は西南暖地産の切り上がり早まり大幅減、後続の岩手産は5〜6月の低温時の影響で出足は鈍く、価格は前年、平年以上に上昇。夏秋ピーマンは東北産中心に天候変動激しく、入荷安定せず。実勢の入荷に対して品薄感は強く、8月入荷量は入荷前年並みも価格545円(146%)と跳ね上がった。9月主力の茨城産は猛暑の影響で入荷伸びず価格高。10月は茨城産、岩手産とも前年以上入荷するも、基調高の流れは変らず。11月は全国的に好天に恵まれ、茨城産、後続の西南暖地産とも潤沢入荷し下げ足早まった。12月は入荷増もあり下げ気配強く、価格394円(63%)と過去5ヵ年同月の最安値を呈した。

 


東京都中央卸売市場2018年ばれいしょ類取扱実績(速報値)数量87,119t(前年比94%)、金額9,670百万円(67%)、価格111円(71%)。主力北海道産は小玉傾向も市場にはLサイズ中心に年明けから入荷順調。九州産も不足なく入荷し、1〜3月は入荷前年比増で推移した。価格は平年並み〜やや安での推移となったが、一昨年の北海道産不作で高騰した前年を大きく下回った。4月の主力鹿児島産は入荷前年以上も終盤の北海道産は減り込み早く、長崎産も降雨で収穫作業が遅れて入荷減。総体の入荷量は前年を下回るも全国的に気温は高く、消費不振と品質低下、買参人の買い控えにより販売苦戦。4月以降、月ごとに前年比の増減はあるも北海道産が出荷本格化となる8月まで、価格は前年、平年比より大幅安で推移した。6月は九州産の掘り取りの遅れ分が重なり、入荷量は2,000tオーバー。6月価格69円(47%)は平年比でも半値以下、過去5ヵ年同月で最も安く、近年にない安値を呈した。北海道は5月以降、長引く曇り雨天、生育期の干ばつ等で小玉傾向となり収量低下。8月〜年末まで北海道産は前年比以下で推移。価格は8月になって前年並み近づき、9月以降は入荷減を反映し、価格は前年比高と販売しっかり。

 

 

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