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2019年1月12日
2018年の動き<果実編>

 


2018年の果実販売は前年からの入荷減・価格高の展開が継続。年間では入荷量は前年比93%、価格437円(107.3%)、唯一12月のみ前年比で入荷減・価格安となったが、平年比では年間通して入荷減・価格高となった。春先からの気温高で果樹の出回り進度は早く、シーズン後半の品薄も価格を支えた。天候不順や気象災害が数多く起きた年であり、「もはや災害である」とまで言われた夏場の猛暑と干ばつや度重なる台風の上陸、「木枯らし1号」の発表無しとなった秋以降の気温高による生産減、さらには生産量はあっても正品率が低いために市場への出荷量が伸び悩んだ品目も多かった。

 

月ごとの概況

 

各月のまとめを掲載しています。

品目別の詳細な状況はpdfファイルをご覧ください。また、参考資料として主要品目の月別実績(入荷数量・価格)表もございます。

 品目別販売状況(月別)一覧へ

 主要品目 月別実績へ

 

 

1月 東・西日本で低温、下旬に関東甲信地方や東北太平洋側で大雪となった。

 

年明けは前年同様に穏やかな天候となったが、その後は強力な寒波が日本列島を襲来。1月下旬には東京でも数年ぶりとなる大雪が降るなど、関東地方も冷え込みが厳しく、2番果が始まったいちご類も数量増えきらず荷動き停滞気味ながらも価格を維持。一方で、計画的な販売が可能なりんご類は少しずつ売り場も広がって動きが出てきた。
果実全体の入荷は前年の94%、価格は507円(112%)。みかん類・かんきつ類・りんご類がいずれも少なく、特にみかん類の高値が全体価格を引き上げる形となった。

1月品目別概況(PDFファイル:158KB)

 

2月 全国的に低温、日本海側では北陸地方中心に大雪。東日本太平洋側は少雨。

1月下旬に雪をもたらした寒波の影響で気温が低い日が続き、月初には北陸や日本海側に大雪が降り、関東や太平洋側でも降雪を記録した。
果実全体では入荷87%、価格は489円(112%)。2月に入っても入荷量が少なく価格高の状況が継続されたが、全体に荷動きは鈍く、月末にかけて停滞感が強まってきた。

 

2月品目別概況(PDFファイル:162KB)

 

3月 北・東・西日本は高温、多雨。全国的(特に東・西日本)は多照。

 

3月上旬は台風並みの低気圧が発生し、大荒れの天気でスタートした。月半ば頃までは気温の低い日もあったが、高知では15日・関東においても17日に桜の開花を迎え、彼岸明けから東京には一気に春が到来。統計開始以来過去3番目という早さで24日には桜も満開となった。
果実全体では入荷は前年の94%、価格は491円(前年比106%)で入荷減・価格高の状況が継続。しかし、年明け以降品薄傾向が強かったみかん類が高値疲れで後半に失速するなど、荷動きは停滞気味であった。

 

3月品目別概況(PDFファイル:169KB)

 

4月 東・西日本はかなりの気温高。西日本太平洋側は多照、東日本日本海側は多雨。

 

4月の気温は平年に比べ平均で3℃も高く、暖かい春となった。全国的に春の訪れは早く、桜や桃・りんごなどは前年と比べて1旬ほど早い開花となった。中旬以降も朝晩は冷え込むことがあっても日中は暖かい日が多く、下旬には夏日となって汗ばむような陽気であった。
果実全体では入荷は前年の88%、価格は490円(前年比108%)。シーズン後半に入ったかんきつ類は引き続き入荷量少なかったものの、販売苦戦。りんご類も同様に貯蔵量の少なさから品薄傾向となり、こちらは高値基調で推移。メロン類やすいか類は入荷減もあるが、春の陽気にも助けられて価格高となった。

4月品目別概況(PDFファイル:154KB)

 

5月 全国的に気温高で東日本はかなり高温。北・東・西日本は多雨。

5月は朝晩こそ若干涼しげに感じるものの、日中の気温は高く飲み物が欲しくなる天候でのスタートとなった。連休明けには気温が下がったことで、「鍋需要再び!?」といった報道もあったが、基本的には季節の展開が早く、5月上旬に奄美地方・月末に九州南部・翌日には九州北部と四国が梅雨入りとなった。関東でも下旬には20℃を超え汗ばむような気温に。
果実全体では入荷は前年の95%、価格は447円(前年比107%)。貯蔵品の販売となる、かんきつ類・りんご類が少ないために入荷量は前年を下回ったが、気温が高く好天の日も多かったことでメロン類・すいか類やおうとうなどは生育良く順調な入荷であった。

5月品目別概況(PDFファイル:177KB)

 

6月 全国的に気温高。北海道は降水量がかなり多く、本州は日照時間が多かった。

6月上旬には関東地方も梅雨入りしたが、これは前年に比べ1〜2日早い。また、台風の発生も前年に比べて早く、6月11日には台風5号が太平洋上を北上したが大きな被害もなく雨量も心配したほどではなかった。下旬からは好天と気温高が続き、関東は記録開始以来初となる6月の梅雨明け(6月29日)となった。
果実全体では入荷は前年の95%、価格は472円(前年比109%)。春先からの気温高で露地の夏果実全般に生育が早く、前年より1旬前倒しの出荷ペース。主力商材のひとつである山梨産の露地ももは前年より1週間早い出回りペースで、月末には「早生白鳳」の出荷も始まった。おうとうも同様に出回り時期が前倒しとなり、山形産は6月中に大半が出荷終了となった。月末にかけては気温上昇して真夏日が続いたことですいかの荷動きが良くなった。

6月品目別概況(PDFファイル:165KB)

 

7月 北・東・西日本では高温。平成30年7月豪雨が発生、西日本に甚大な被害をもたらす。

6月下旬から晴天で気温の高い日が続き、6月末に関東は梅雨明けをした。しばらく夏日が続いたが、台風7号が九州に接近した3日以降、梅雨前線が5日から8日にかけて西日本から北日本に停滞し広い範囲で記録的な豪雨となった。気象庁は「大雨特別警報」を11府県対象に発表した。その後猛暑続きで干ばつ状態になるが、月末には台風12号が関東を直撃、静岡方面にずれそのまま瀬戸内海、九州へと移動した。
果実全体では入荷は前年の103%、価格は465円(前年比100%)。おうとうは「佐藤錦」が終盤に「紅秀峰」が中心となり、中心産地も山形から秋田に変わってきている。ももの入荷も増え、夏ギフトが始まったことで荷動きも良くなっている、福島産の出荷は当初の予定より若干遅れがでている。スモモ類は「大石早生」が福島・山形が中心になり、長野も出荷が始まる。中生種は山梨の早場産地が「ソルダム」「サマーエンジェル」の出荷が始まり中旬にピーク入る。ぶどう類は島根産「デラウエア」が7月第1週まで、その後山形産が中心に。山梨産は生育状況が良く中旬には一部露地物の出荷が始まり「海の日」から本格的出荷になる。中下旬からは猛暑続きのなかで出荷は順調ではあるが高温障害が下旬に出始めた。

7月品目別概況(PDFファイル:172KB)

 

8月 東・西日本はかなり高温。西日本日本海側は少雨多照。北・東日本日本海側は多雨。

8月の天候は7月下旬の台風12号に始まり、盆休前の15号・盆中の18号と多くの台風が日本列島に接近し大雨を降らした。お盆連休明けからは気温もしばらく落着き、過ごしやすい日もあったが、その後は台風19号が九州に20号が近畿に上陸した。下旬にかけては気温上昇となり猛暑日が続いた。
果実全体では入荷は前年の91%、価格は436円(110%)。8月の第1水曜日は関東と関西で市場休が異なったが、関東市場の荷動きは鈍かった。日本なし「幸水」の出荷量は8月上旬にピークとなり、連休前は減少となった。下旬には千葉産・栃木産がピークに入って荷動きは鈍いままであった。月末には茨城・千葉産「豊水」の出荷が始まった。もも類は福島産「あかつき」の出荷が順調でピークは7月下旬から8月初旬となった。台風13号により「川中島白桃」の生育・出荷に影響があり、盆前の入荷は少なくなった。ぶどう類は黒系大房品種が盆対応に向けピークを迎えるはずが着色不良で出荷遅れとなった。

 

8月品目別概況(PDFファイル:157KB)

 

9月 台風21・24号により広範囲で暴風や大雨。東・西日本では寡照・多雨だった 。

 

8月の天候は7月下旬の台風12号に始まり、盆休前の15号・盆中の18号と多くの台風が日本列島に接近し大雨を降らした。お盆連休明けからは気温もしばらく落着き、過ごしやすい日もあったが、その後は台風19号が九州に20号が近畿に上陸した。下旬にかけては気温上昇となり猛暑日が続いた。
果実全体では入荷は前年の91%、価格は436円(110%)。8月の第1水曜日は関東と関西で市場休が異なったが、関東市場の荷動きは鈍かった。日本なし「幸水」の出荷量は8月上旬にピークとなり、連休前は減少となった。下旬には千葉産・栃木産がピークに入って荷動きは鈍いままであった。月末には茨城・千葉産「豊水」の出荷が始まった。もも類は福島産「あかつき」の出荷が順調でピークは7月下旬から8月初旬となった。台風13号により「川中島白桃」の生育・出荷に影響があり、盆前の入荷は少なくなった。ぶどう類は黒系大房品種が盆対応に向けピークを迎えるはずが着色不良で出荷遅れとなった。

9月品目別概況(PDFファイル:156KB)

 

10月 北日本は気温がかなり高く、東・西日本太平洋側では少雨、北海道地方は多雨。

9月は残暑がなく過ごしやすい日々が続き、月初めに台風21号が月末に24号が襲来し21号と似た経路を進んだ。21号の様な被害を出さないためにJR東日本では30日20時において近郊の路線運行を取りやめた。関東に接近したのは30日夜で10月1日の出勤時にはJR各線の点検作業が間に合わず混乱をきたした。また翌週にも25号が発生し24号より北側を通過したため台風被害は軽減された。
果実全体では入荷は前年の94%、価格は330円(110%)。気温が低く秋の訪れも早かったことから柿・みかん・りんごを中心とする秋果実全般に引合いは強かった。一方で、ぶどうの売り場は中旬あたりまであったものの下旬からは目立たなくなった。梨は気温が例年より低いために荷動きは鈍かった。輸入果実(キウィ・バナナ・ぶどう)の取扱いは増えたが、価格も例年とあまり変わりない販売となった。みかんは食味が良いため荷動きの回転はいいが、りんご・柿は1個売り1玉売りを始めたため購買数はあるものの販売は苦労した展開になった。

 

10月品目別概況(PDFファイル:162KB)

 

11月 東・北日本は気温高、北・東・西日本は少雨で東日本太平洋側を除き多照。

10月は台風が2週連続、九州から日本海を通り気温の低い日が続いた。前年は10月20日の台風が来るまでは暖かい日が続き、その後気温が下がり涼しくなり日本海側では気温も低く雪やみぞれが降り寒い日となった。本年は11月に入ってから朝晩の気温は低く日中の気温は高く暖かい日が続いた。夜温と日中の温度差があり、下旬からは都心の紅葉も色付き始めた。本年は富士山の初冠雪は早かったが、北海道札幌市内の初雪は遅く11月20日。下旬からようやく気温が下がって冬を感じるようになった。
果実全体では入荷は92%、価格は329円(104%)。販売の中心は秋果実(柿・みかん・りんごなど)となり、量販店等の棚は赤や黄色が多く目立つ揃いとなった。その中に西洋なし・キウイの棚もあり、国内産露地ぶどうは終盤になるため輸入ぶどうが棚を飾った。いちごの入荷量も上旬から増えて棚を作る量販店も出始め、下旬には売価も下がって扱いやすい価格帯になった。柿では下旬には『たねなし柿』の販売がほぼ終了、新潟産も立て続けの台風襲来により減り込み例年より早く終了し、甘柿中心の販売になった。早生みかんはピークを迎え、荷動きは鈍く在庫が多くなった。

 

11月品目別概況(PDFファイル:158KB)

 

12月 北日本日本海側と東日本太平洋側および西日本は寡照。

 

11月までは例年になく暖かく推移したが、12月上旬からは日中の気温も下がり都心でも10度を下回って真冬を感じる寒さとなった。12月中旬には寒波が入り、曇雨天続きとなって生育が早まっていた「いちご」の入荷量は伸び悩んだ。下旬に入ると日本海側から北日本は雪の降る日が多くなり気温も低くなった。気象庁からは年末大寒波が来る予報のなか関東地方は暖かい日が続いた。
果実全体では入荷100%、価格は446円(98%)。1月から11ヶ月連続で入荷減価格高の状況が続いていたが、12月になって初めて入荷増価格安となった。主要因は前年のみかん類が生産減から大幅高になっていたためであり、これでも平年の12月と比べれば入荷減価格高。

 

12月品目別概況(PDFファイル:147KB)

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■ 品目別販売状況(月別)一覧

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。

 

■ 主要品目 月別実績

主要品目の月別実績(入荷数量・価格)および前年対比・平年対比一覧です。画像をクリックするとPDFファイル(158KB)が開きます。

 

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特徴的だった品目

クリックすると、その月の品目ごとの概況をご覧いただけます。


気候が暖冬のこともあり生育が順調で「大玉」は熊本産から「こだま」は群馬産の出荷が始まる、気温も例年より高く生育が早いため小玉傾向となる、4月末からの連休も天候に恵まれ出荷量も増え荷動きも良かった、6月に入り関東産の出荷も始まり例年にない生育の早さとなりトンネルから露地物に変わるとき谷間ができた、梅雨時期になると動きは鈍くなるものの夏は高温・干ばつ続きで価格の上昇が続き長野産は高値続きとなり、9月の長野産出荷量は前進出荷によって落ち込んだ。

 


天候に恵まれ生育状況は良く昨年に比べ10日程早い出荷で山梨産露地物の出荷が始まった、日川白鳳においては6月中に早場産地の出荷が終わり7月初旬から白鳳の出荷が始まる、ギフト対応において一昨年の流れから早めの対応をしている。玉肥大は生育が早いため小玉傾向となる、これは福島産にも言える、8月お盆対応も山梨産がほぼ終了となり福島・山形・長野産で対応をするが量的には不足となり高値が続いた、9月に入るとほぼ出荷終了となる。

 


生育は順調な年ではあったが柿の体質が弱い年であった、天候に恵まれ早い出荷となるが台風が多く発生し近畿地方や日本海側を襲い品質を落と正品率を落とした出荷となる、10月の出荷量は前年並みの販売量となるが新潟産においては塩害もあり例年に比べ少ない出荷になる、11月に入ると甘柿中心の販売となるが小玉傾向のため出荷量は昨年より少なく、12月の袋がけ・貯蔵物も少ない販売となり価格は昨年より若干高くなった。

 


29年産青森りんごの貯蔵量は前年より大幅に少なく、特に有袋ふじの落ち込みが大きかったことから、年明け以降りんご類の価格は強含みの展開が続いた。サンふじの切上がりも例年より早く、5月以降の有袋ふじは平年を2割以上も上回る高値となった。30年産りんごは10月の中生種までは順調なペースで出荷され、食味内容も良く好調な販売であった。各県より「ふじ」の出荷が始まった11月以降は台風等の影響による下等級品比率が高めとなり、平年並みの価格に落ち着いてきたが、発生の少ない大玉上位等級品の引合いは強かった。

 


29年産みかんは中生種以降が大幅な減産となったために、年明けからは平年の150%を超える高値での販売がスタート。確かに数量は少なかったが、あまりの高値で消費離れをおこし、旬を追うごとに価格を下げるという異例の展開となった。30年産は夏の干ばつで糖度が高く酸抜けも良好、暖秋で体質の弱さも指摘されたが、極早生種は堅調な価格で販売された。11月になって早生種の出荷が本格化すると荷動き停滞し始め、一部銘柄では人気が集中して引合いが強まったりしたものの、年末にかけても不足感は無かった。

 


全体の出荷量は昨年より少なく加温物は例年並みの出荷量で酸切れ糖度もあり食味も良くスタートを切るが、無加温・露地物は少なくまた台風の影響もあり「デコポン」の規格に合うものが少なく各産地「不知火」の出荷が多くなり各月において併用販売となることで荷動きが悪くなった年でもある。出荷量は2月佐賀産が前年比より多く3月から4月は愛媛産・長崎産が多くなる5月からは熊本産主体の販売に変わっていくが価格は3月以降昨年に比べ安くなっている。

 

 

  • 営業管理部 情報課
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本ページ文責:営業管理部情報課

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