『マスカット・オブ・アレキサンドリア』は、北アフリカ(エジプト)の原産とされ、紀元前からエジプトを中心に栽培されてきた非常に古い品種です。古代エジプトの王妃クレオパトラも食べていたと言われていることから、「果物の女王」とも呼ばれています。マスカットの語源はムスク(MUSK:ジャコウ)からきており、ムスクの様な芳醇な香りが魅力です。
日本では明治19年(1886年)から岡山県を中心に栽培が始まり、今年で136年目を迎えました。
古代エジプト時代から伝わる原種であるため、種がありますが、その種があるからこそマスカット香を強く感じることができます。現代の技術では種を抜くことも可能ですが、種無しでは独特のマスカット香が失われ本来の風味も無くなってしまうため、種有りにこだわっています。
エメラルドグリーンの爽やかな容姿に、豊かな芳香と気品あふれる食味が特徴です。食感は柔らかくゼリーの様な口当たりで、他にはないマスカット香が口いっぱいに広がります。遠く地中海の香りを感じつつ、ゆっくり優雅なひとときをお楽しみ下さい。
本年産は2~3月と低温でやや生育が遅れておりましたが、5月の好天に恵まれ、現在は平年並みで順調な生育となっています。
6月2日から販売開始となり、大田市場で初荷トップセールスが行われました。
岡山産『マスカット・オブ・アレキサンドリア』初荷トップセールス【2日開催】
6月下旬まで月・木曜日販売、6月末からは連日販売になる予定です。岡山県の生産者が精細かつ緻密な手仕事で守り抜いてきた伝統の味を、ぜひお召し上がり下さい!
房から1粒ずつ取り、水洗いします。指で粒を軽く押して2つに割り、フォークなどで種を取れば皮ごと食べられます。難しい場合はナイフで半分に切ってもOKです。
皮が気になる方は、切り口から手で簡単に剥くことができます。
また、ナイフで2等分または4等分にして種を取り、皮を剥いて盛り付けると簡単おしゃれスイーツの出来上がりです。