■ 『あんぽ柿』について
『あんぽ柿』は、渋柿の皮を剥いて硫黄で燻蒸し、その後乾燥させて作られる干し柿です。
一般的な干し柿と比べると水分量が多く、柔らかくゼリーのようなトロッとした食感が特徴です。
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■ 和歌山県の『あんぽ柿』
みかん生産量日本一の和歌山県は、「柿」の生産量も日本一を誇ります。
2020年7月には、「和歌山のたねなし柿」が「スーパーフード」に認定されました。
その「和歌山のたねなし柿」を干し柿にすることで、『あんぽ柿』の糖度は特に高く、40~50度にも達します。
また、種がないため食べやすく、ミネラルや食物繊維が豊富です。
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■ 『市田柿』について
長野県では『市田柿(いちだがき)』を中心に、干し柿が生産され、干し柿の生産量は全国一です。
『市田柿』は、地域団体商標にも登録され、南信州を代表する特産品です。
もともとは長野県下伊那郡高森町の市田地域で栽培されていた渋柿を干したもので、その地域名から『市田柿』と呼ばれるようになりました
果実は小ぶりで、表面に白い粉(ブドウ糖の結晶)を吹くのが特徴です。
食感はもっちりとしており、糖度が65~70%と高く、上品ながらしっかりとした甘さです。
最近では食物繊維やポリフェノールなどの栄養素が評価され、「スーパーフード」として世界へ輸出されています。
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秋の味覚のイメージが強い、干し柿ですが、これからも出荷が続きます。
一つ一つ愛情をこめて作られた『あんぽ柿』と『市田柿』を是非ご賞味ください!
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