梅は熟しても甘くならず、特有の酸味と香りが特徴の果実です。
群馬や和歌山で生産され、特に和歌山県は日本で一番の生産量を誇ります。
梅は日本の食卓に欠かせない物の一つで、主に梅干しや梅酒、カリカリ梅など様々な用途で加工されます。
用途に応じて色々な梅があり、粒の小さい小梅や、色が青いうちに収穫して梅酒などに使う青梅や、黄色く熟してから梅干しなどで使う完熟梅などがあります。
はぐくみ農協
『白加賀』
紀南農協
『南高』
紀州農協みなべいなみ
『南高』
梅は色々な品種があり、群馬では、『白加賀』が中心で、『小梅』『南高梅』などがあります。
和歌山では『南高梅』と『小梅』『古城梅』などがあります。
『白加賀』は関東地方に多く流通している品種の青梅で、梅酒、梅シロップなどに向いています。
『南高梅』より少し粒が小さく、果肉は繊維が少なく緻密かつ肉厚で、皮はやや黄緑に近い色合いをしています。
『南高梅』は和歌山県の代表的な品種で、粒が大きく皮が薄く、果肉は肉厚で柔らかい梅です。
何にでも加工しやすい万能な品種です。
元々皮は緑色で完熟すると、黄色く柔らかくなります。
梅は、皮に傷や変色が無く張りがあり、粒の大きさが揃っている物を選びましょう。
梅干しを漬ける際は、しっかり追熟し黄色く柔らかくなった梅を使います。
梅の保存方法は、加工前は新聞紙などで包み涼しい暗所で保存して下さい。
梅シロップや梅酒を漬ける場合は、ヘタの部分を取り除いてから密封袋に入れて、冷凍保存して下さい。冷凍することによって細胞が壊れ、生梅で漬けるより良く漬かります。
是非ご家庭でアレンジを加えた、こだわりの梅干し・梅シロップ・梅酒を漬けてみて下さい。
(左から、野菜第4事業部 渡邊・濱野・酒井)