『松茸』は、秋の味覚の王様とも呼ばれる、特徴的な香りと風味のあるキノコです。
特に国産品は、鮮度に優れ、香りが強く風味が豊かなのが特徴です
『松茸』は、比較的日当たりの良いアカマツの林の根元に生えます。アカマツ以外の針葉樹が多い林などでも生える事があります。
さらに、自然のままの場所、まったく人の手が入らない場所では、生育しにくい特性もあります。
生育条件が厳しいため、人工栽培することが難しく、自然発生している『松茸』を採取して出荷しています。
そのため、『松茸』は貴重で高級なキノコとなっています。
ちなみに、『松茸』の仲間は数種類あり、いずれも食用になります。
・軸が太くて弾力がある
・傘の裏のヒダが汚れていない
・茶色と白のコントラストがはっきりしている
・全体的に乾燥していない、芳香のある
『松茸』を選びましょう。
また、『松茸』は、傘がまだ開いていない物を「コロ」、傘の部分が膨らみ成長するにつれて「つぼみ」、「中つぼみ」、「開き」などと呼び名が変わります。
それぞれ段階によって、香りや味わいが違います。
香りと旨みのバランスが良いのは「つぼみ」です。
傘が開いた「開き」は、香りが強く、松茸ご飯などにすると美味しく食べられます。
①根元の石づきを取る
根元の硬い部分が石づき(土に埋まっていた部分なので食べられません)です。
②汚れを落とす
流水で洗わず、水または塩水入れたボールで洗ったり、清潔な布巾を濡らして拭いたりして、雑菌の元となる汚れを落とします。
③水分をふき取る
乾いたペーパータオルなどで、余分な水分をきちんと拭き取ります。
『松茸』は、水分を嫌うため水滴が残らないように拭いてください。
④ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存する
乾いたキッチンペーパーなどで一本ずつ丁寧に包んで、その上にラップもしくはアルミホイルで包み、まとめてタッパーやジッパー付きの保存袋に入れます。
冷蔵庫の野菜室や凍らない程度の場所で保存しましょう。
『松茸』は鮮度が命です。
鮮度が落ちると香りが飛んでしまいます。購入後は、早めに調理しましょう。
また、乾燥すると味わいなどが落ちるため、注意して保存しましょう。
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香りの良い国産『松茸』を是非ご賞味ください!
(写真は、野菜第4事業部 新入社員の尊田)