10月25日(火)、山梨県JA南アルプス市『あんぽ柿』のトップセールスが開催されました。
『あんぽ柿』は「干柿」の一種で、皮を剥いた柿を乾燥させて作られます。干柿のなかでも、粉を吹くタイプの「ころ柿」よりも水分含有率が高く、食感が柔らかいのが特徴です。江戸時代には天日で乾燥した干し柿は『天干し柿(あまぼしがき)』と称され、これが訛って『あんぽ柿』となったと云われます。
左から弊社平田常務、【JA南アルプス市】中澤豊一 組合長、飯野公一 柿専門副委員長、【南アルプス市】金丸一元 市長、【JA南アルプス市】志村裕子 代表理事専務
南アルプス市は春の「さくらんぼ」、夏の「桃・李・ぶどう」、そして秋冬の「あんぽ柿」と、四季を通してフルーツが産出される地域です。
あんぽ柿の販促グッズだけでなく、南アルプス市のガイド誌も用意されました。
外側は程よい歯ごたえがありながら、中はとろりとした独特の食感が魅力の「あんぽ柿」。天日干しと機械乾燥の併用で作られています。本年産は高糖度の仕上がりとのことで期待が高まります。
商品名 | あんぽ柿 | |
出荷規格 |
平核無 140g パック |
大和百目・甲州百目 160g パック 120g 1玉パック |
主な出回り期間 |
10月上旬~翌1月中旬 |
本年産の作況ですが、原料となる柿が春先の開花期から天候に恵まれ、十分な着果量があるかたちです。肥大はやや遅れ気味ですが、L~2Lサイズが多く売りやすいサイズの比率は高い模様。台風の影響もなかったためキズ果の発生はほとんどなく秀品率は高い見込みです。11月中旬まで収穫作業と加工作業が続き、11月中旬からはピークに入り12月中旬まで潤沢な出回りが続きます。本年はピーク期でも最大量の期間が長くなると見られています。(JA南アルプス市 営農指導部 手塚英男次長より)