7月6日(木)、東京都大会議室にて大田市場青果卸売業者3社によるHACCP衛生管理講習会を開催しました。
食品衛生法の一部改正により、全ての食品事業者が「HACCPに沿った衛生管理の制度化」を求められることになりました。その制度は2021年6月に完全施行され、卸売市場も衛生管理の実施をしています。
大田市場の青果卸売業者である東京青果・東京荏原青果・東一神田青果は、各社衛生管理を実施するとともに、定期的に3社合同の情報交換会開催し、大田市場卸売業者が抱える衛生管理の課題共有と解決に向けた協議をしています。昨年度より教育面の平準化を図るべく合同研修会を企画し、今年度も東京都と市場衛生検査所を講師にお招きして実施する運びとなりました。
食品衛生法がなぜ改正されたのか、衛生管理計画に基づいたマニュアルの作成がなぜ必要なのか、など基礎的知識を説明されました。
昨年度、東京都が主催となって実施したHACCP推進講習会のアンケート結果を事例に、HACCPに取り組む意義についてもお話されていました。
HACCPは記録を残すことが前提であり、結果からの振り返り、改善が必要であることを説明されました。
また、青果物を取り扱う上で一番気を付けなければならない危害要因である食中毒の起因菌の種類や、回避するため手洗いの重要性を伝えてくださいました。
試行錯誤を繰り返しながらではありますが、大田市場の青果卸3社では継続性のある衛生管理に努めてまいります。
東京荏原青果株式会社(外部サイトへ移動します)
東一神田青果株式会社(外部サイトへ移動します)