12月14日(木)、東京青果卸売場にて、福島県JAふくしま未来(伊達地区)『あんぽ柿』トップセールスが開催されました。
「伊達のあんぽ柿」は昨年で生産100年という大きな節目を迎え、次の100年を目指した取り組みが始まっています。101年目となる今年1月には、日本地理的表示(GI)に登録されました。
本日のイベントでは、伊達市・桑折町・国見町とJAふくしま未来で構成される伊達地域農業振興協議会の首長が集合し、新たな1歩を踏み出した『あんぽ柿』を消費者に届けてもらいたいと市場関係者に呼びかけました。
伊達地域農業振興協議会 須田 博行会長(伊達市 市長)、JAふくしま未来 数又 清市代表理事組合長
会場の背景に飾られた横断幕には、乾燥作業で柿を縛った紐を横に吊るしている”柿ばせ”が。
『あんぽ柿』の特徴的な加工過程でもあります。
伊達地区は養蚕地域として盛んでしたが、衰退によって農産物への転換を検討する中、『あんぽ柿』の生産を地区全体で進めた経緯があります。どんな時でも共同で取り組んできた歴史が今の『あんぽ柿』に繋がっています。
12月~2月にかけて毎月13日は「伊達のあんぽ柿の日」
記念日もGI登録と同じ2023年1月に制定されました。
1.最盛期の期間であること
2.『あんぽ柿』の燻蒸製法の確立・普及に携わった人が13人だったこと
3.発祥地が伊達市梁川町五十沢(いさざわ)のいさ(13)にちなんだこと
この3つの理由で13日となっています。
市場関係者には、『あんぽ柿』が入ったエコバックが配布されました。