5月9日(木)、らっきょう主産県合同PR 兼 料理講習会が当社会議室にて開催されました。
5月下旬から6月にかけて量販店・スーパーの野菜売り場では梅や赤しそ、らっきょうが並び、家庭で作る漬物や果実酒用の調味料・瓶といった品ぞろえも増える時期ですね。
今回は一足先にらっきょうの魅力を小売・仲卸関係者に再認識してもらい取扱拡大を図ろうと、主産県である鳥取・鹿児島合同での企画が実現しました。
JA全農とっとり園芸部 園芸課 亀谷課長による司会進行でPR会がスタートしました。
開会の挨拶は弊社 野菜第4事業部 佐々木部長。「コロナ禍において、需要が高かった漬物もコロナ明けとなった昨年からは低迷しており、今後もこの状況が続くと考えられます。産地と量販の皆様と新しい食べ方を提案することで消費拡大へ繋げていけるよう一緒に考えてまいりましょう。」
JA鹿児島経済連 東京事務所 山下所長
JA北さつま・JA南さつまはいずれも砂丘地帯で、らっきょうは1年間と栽培期間が長いことが特徴です。今年は4月25日出荷分から始まり、現在最盛期となっております。入荷は6月上中旬まで続きます。
JA全農とっとり 園芸部 園芸課 三好さん
JA鳥取いなば・JA鳥取中央でらっきょうを栽培しています。根つき・洗いの2つ形態があります。冬の日本海の風と雪を受け、身がしっかりと詰まっています。今年は5月20日から販売開始予定です。
とっとりの農産物|JA全農とっとり (jan-agri.com) (別ウィンドウでサイトが開きます)
JA鳥取いなば 福部支店の加武田講師による「らっきょう簡単漬け」が実演されました。用意された根つきらっきょうの根と先端を切るのにカッターナイフを使っていきます。途中出席者にも体験してもらいながら塩もみ、熱湯に浸すなど手際よく調理を進めます。
粗熱がとれたらっきょうを煮沸済みの瓶に入れ、甘酢を注ぎ入れます。甘い方がお好みの方は角砂糖を加えてもよいとか。最後に鷹の爪を入れて蓋をしたら完成です。
完成した「らっきょう簡単漬け」は冷蔵庫で1か月ほど保存したら食べ頃です。
JA全農とっとりからは、「焼きらっきょう」が紹介されました。
下処理した根つきらっきょうを温めたフライパンに油を引かずに両面に焼き色がつくまで焼きます。みりん・しょうゆ・砂糖・白だしを加熱したタレに漬け込み完成です。
加武田講師曰く、「甘酢漬けが食べられなくても、焼きらっきょうなら食べられるという方は多いです。」とのこと。
次にJA鹿児島経済連からは、「らっきょうの塩こんぶあえ」が紹介されました。
下処理したらっきょうをスライスして、5秒ほど熱湯にくぐらせます。ポイントは熱湯くぐらせたあとに冷水で締めること。シャキシャキ感がより出ます。塩こんぶとごま油のみ、あえてなじませたら完成の簡単レシピです。
他にもサラダ感覚でマヨネーズとあえたり、天ぷらにしたりと色々な調理方法があります。JA鹿児島経済連の職員のおすすめは唐揚げ、加熱することで辛味成分が抜けるので子供ウケが良いと教えてくださいました。
2つのレシピを食べた出席者からは「うまい!」「お酒飲みたくなるね」と非常に好評でした。
質疑応答では、洗いらっきょうの消費期限の有無、食感・味はサイズによって違うのかなど、様々な質問が出ました。時間内に質問が終わらず、散会後も「たまり漬けの漬け方は?」「薄皮を剥く手間が大変、簡単な剥き方は?」と講師に話を伺おうと出席者が集まりました。
本日は大田市場での開催でしたが、翌日には大阪市場でも同様のPR会が開催されるそうです。5月下旬からは、小売店舗でマネキン販促や食べ方を紹介する販促の計画も予定しています。
画像ではなかなか細かい調理工程まで説明できませんが、こちらの動画は解説付きです。是非ご覧ください。
らっきょうシーズンはもうすぐです。鳥取・鹿児島・徳島・高知でらっきょう産地リレーを展開しますので、お取り扱いのほどよろしくお願いします。