9月22日(水)、東京青果卸売場にて長野県産ぶどう『クイーンルージュ』の宣伝会が行われました。
『クイーンルージュ』は種無しで皮ごと食べられる、赤系ぶどうの期待の新品種です。「ユニコーン」(種子親)という赤い品種と「シャインマスカット」(花粉親)との交配で長野県果樹試験場にて作出されました。正式な品種名は『長果G11』で、『クイーンルージュ』は長野県の登録商標です。
本年から本格的に市場販売がスタートするということで、JA全農長野によるPRイベントが開催されました。
会場には『クイーンルージュ』の他にも「シャインマスカット」「ナガノパープル」も並びました。彩りの綺麗なこれら三色のぶどうを、長野県では「ぶどう三姉妹」としてPRしています。色だけではなく味も食感も三者三様です。
赤系品種の中でも着色性が良く、その名の通りルージュのような深紅色が特長です。また、果皮が非常に薄く口内に残る感じがしません。糖度も高いですがさわやかな甘みで食べやすいぶどうです。
種無しで皮ごと食べられるぶどうとして爆発的ヒットとなり需要が急拡大。近年はシャインマスカットを親とした次世代ぶどうが世に出ており、交配親としても大変優れた品種です。マスカット香とパリッとした皮の食感が特長。
「巨峰」を親に持つだけあって有核巨峰のような深いコクのある甘みを有しています。「巨峰」は皮を食べませんが「ナガノパープル」は皮が食べられます。この皮の食感があることで美味しさがさらに引き立っていると感じられるぶどうです。
袋に果実とお酢を入れておくと1週間で「フルーツビネガー」が作れる商品も展示されました。炭酸水や牛乳で割って、さわやかな美味しさを楽しめます。
際立つ甘さと深い赤をまとった、女王級と称される新ぶどう『クイーンルージュ』にご期待ください!