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2023年2月25日

2022年11月果実概況

・実績は青果物情報センターの月別速報値を使用。 
・平年比は過去5ヶ年の平均。単価は加重平均で算出。

寒気の影響が弱く、全国的に気温高で推移。

11月は寒気の影響を受けにくかったため、平年に比べ全国的に気温が高くなった。そのため北海道・東北の初雪や各地の紅葉も平年に比べ遅れが目立った。

果実全体の入荷量は前年比99%、価格364円(96%)。販売の中心は柿からみかん・りんごに切り替わる。みかんの出荷量は前年に比べ少なかったが、りんごは順調な出荷となった。いちごは生育にバラツキがあったが、下旬から各地出荷が出揃い始め、ピークを迎えた。

みかん類

みかん類は、入荷89%、価格298円(105%)。早生みかんのシーズンに突入。和歌山産は遅れが生じていたが下旬以降の数量は潤沢。一方で、愛媛・九州産地については産地間で差があるものの、極早生みかんに続き数量は前年比減。総体量が少ないものの、末端の動きは芳しくなく前年に近い価格。

りんご類

りんご類は、入荷108%、価格324円(84%)。青森産は輸出多く、地元価格上昇傾向にあり、市場流通量は減少。山形・青森産は高温による生育・着色遅れはあったものの、雹害のあった前年に比べ数量増。12月のギフト需要に向けて上位等級品は高値基調。

西洋なし類

西洋なし類は、入荷124%、価格は394円(80%)。新潟県産「ル レクチェ」は表年から豊作基調だが、小玉果が多い。需要が少ないため、販売苦戦。

かき類

かき類は、入荷136%、価格236円(67%)。「たねなし柿」は和歌山産が11月前半で終了し、新潟産がピークを迎えた。選果も終盤に向かっているものの、受け入れ量は多かった。福岡産「富有柿」は着色遅れが見られるものの下旬にピークを迎えた。前年・平年比ともに数量多く、価格は大幅安となった。

ぶどう類

ぶどう類は、入荷113%、価格1,816円(95%)。「シャインマスカット」冷蔵物は8房~9房中心の出回り。ゆるやかに減少しているが、年末まで入荷は続く。前年は数量減で価格高だったが、今年は入荷潤沢なことから落ち着いた価格推移。

いちご類

いちご類は、入荷84%、価格2,180円(110%)。福岡・静岡産は出荷ペースが前進傾向にある。栃木産は「とちおとめ」から「とちあいか」へ移行が進むものの、出荷に関しては限定市場のみの出回り。熊本産は下旬からのスタート。前進出荷の影響で出回り量が多かった前年に比べると少ないが、ほぼ平年並みの入荷。価格は前年・平年ともに高い。

メロン類

メロン類は、入荷87%、価格868円(103%)。「アールスメロン」の数量は増えたものの上位等級が少なく、価格安で推移。後半は輸出需要につられてやや価格高となった。

干し柿

干し柿は、入荷106%、価格1,844円(92%)。中旬から長野産が順次出始めた。豊作基調だった前年に比べ、小玉傾向からやや少なめ。富山産のあんぽ柿も始まり、着果良く潤沢な出荷だが、小玉傾向のため化粧箱中心。福島産の干し柿も同様に小玉傾向で販売苦戦となった。

文責 東京青果営業管理部 情報課

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